特許翻訳者に必要なITスキル

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特許翻訳者に必要なスキルで
「ITスキル」というのが結構大事なのですが、
特許翻訳の業務で実際にどのようにITスキルを使うか
というのがわからないという方のために
今回説明する記事を書いてみようと思います。

特許翻訳に使うITスキルというのは
おおまかに言うと↓の画像のような感じで

特許翻訳者に必要なITスキル

・trados(などの翻訳ソフト)
これはメインの翻訳作業を行うソフトです。
マルチターム(用語集)と翻訳メモリに分かれていて
マルチタームというのは一度登録した用語を表示して
ワンクリックで翻訳してくれます。
翻訳メモリというのは同じ文章があれば
そのままワンクリックで翻訳してくれるのと、
マッチ率が高い文章があれば表示してくれて
違っているところだけを翻訳すればその文章の翻訳は完了します。
あと翻訳メモリ内を検索してコーパスとして使うことも出来ます。
MemoQとかMemsourceなど他にもtradosと同じようなソフトがあるので
自分に合ったものを見つけるとよいかもしれません。

・E’storage
これは類似特許の検索とダウンロードに使います。
自分が翻訳する特許の要点は何かというのをある程度つかんだら
それに近いキーワードを入れて類似特許を検索して
欧州特許庁のデータベースからダウンロードします。
ダウンロードには時間がかかるので夜寝る前とかにやるとよいかもです。

・Concept Search
E’storageで検索してダウンロードした特許を
翻訳する特許と最も類似しているものを選別するために使います。
類似度の高い特許を読むと
翻訳する特許の理解も早くなり、
対訳があればtradosなどで用語集やメモリを吸い上げておけば
翻訳も早く進みます。

・エディタ
エディタはテキスト加工のために使います。
tradosでもテキストの加工はできるのですが
エディタはテキスト加工に特化したソフトのため
テキスト加工のみを目的とするならエディタ上でやるのが一番早いです。
用語やチャンクの対応関係を取ったり
翻訳しやすいように英語や日本語を切ったり階層化したりするのは
エディタでやるのが最も効率が良いと思われます。
秀丸エディタというのとEmEditorというのが有名で
お好みの方もしくは両方を使えばいいのではないかと思います

・電子辞書
電子辞書は一つでは足りないため、
10個以上の辞書を一気に串刺し検索するソフトが必要になります。
LogophileとPDICという二つがあり、
それぞれ対応する形式が違います。
対応する形式は変換したりできますが
変換するソフトなどもお金がいったりするので
自分は一つに統合せずに
LogophileとPDICの二つを使い分けているという感じです。

・マクロ
マクロは秀丸マクロ、ワードマクロ、エクセルマクロなどがあり、
まだ自分は使いこなせていないのですが、
翻訳前のテキストの前処理や
翻訳後のテキストの後処理に役立ちます。
秀丸マクロでテキストのゴミを一気に取り除いたり、
用語を一気に別の用語に置換したりできます。
ワードマクロは自分はまだ使いこなせてないのでわからないですが、
エクセルのマクロで置換テーブルなどを作っておけば
半角文字を全部一気に全角にしたり
用語を一気に置換したりできます。

・機械翻訳ソフト
機械翻訳ソフトは和訳と英訳の場合で使う目的が違います。
和訳の場合、
翻訳する英文を機械翻訳ソフトにかけると
自動で翻訳してくれますが精度は悪いです。
ですので下訳(完全な翻訳でないざっくりとした翻訳)と考えて
特許明細書の内容をざっくり理解するのに役立ちます。
英訳の場合、
特許の日本語をまず英語にしやすいような日本語に
リプロセス(日日翻訳)する必要があるため、
そのリプロセスした日本語を機械翻訳ソフトにかけて
ちゃんとした英語になるかどうかを評価して
リプロセスがちゃんとできていればうまく翻訳してくれます。

・データベース
データベースソフトは自分が獲得した知識を
再度検索するために資産化してストックしておくために使います。
知子の情報、Evernote、OneNoteなどのソフトがあります。
特許翻訳では専門知識を獲得していく必要があるのですが
いきなり知識を理解できる場合は少ないので
「自分は前にここまで理解した」というところを残しておいて
また検索してそこから勉強し直すことや
訳すのに苦労した文章などをデータベースに入れておけば
「これはこういう箇所で苦労したな。」というのを
資産化して残しておくことができ、
検索して確認することで同じ苦労を何度もせずにすみます。

・その他
●校正ソフト
翻訳後のテキストを校正しておかしいところを強調表示してくれます
(Just right!など)
●キーワード抽出ソフト
特許明細書の中でキーワードを抽出し、
分からない用語を調べるために役立ちます。
●マインドマップソフト
専門知識などで自分が獲得した知識の整理、可視化に使います。
(Xmind、MindManagerなど)

こんな感じで特許翻訳者に必要なITスキルというのを
列挙して説明してみました。
もし特許翻訳の仕事に興味ある方がいたら
どういうITスキルを使うか参考にしていただけたら幸いです。
(ちょっとざっくりとした説明になってしまったので
また個別のITスキルについて詳しい説明の記事を書くかもしれません。)

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